猫とおえかきと東京巡り

愛猫の写真とイラスト、時々東京観光も書きます

『ほら、ここにも猫』・第153話「さるかに合戦」

2016年、申年の終わりとして描いたものです。

 

『ほら、ここにも猫』・第153話です。

 

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作成日:2016/12/31

 

ずるがしこい猿にけがをさせられたカニの仇を打つべく、力を合わせてカニの子供達や臼が猿を懲らしめた後、ねこも便乗して猿に攻撃を仕掛けたようです。

 

本来の話はカニの親も柿をぶつけられて死亡し、猿もまた敵討ちで殺害されるという話だったそうです。しかし近年になるとそれでは残酷だという事で、猿もカニも怪我をするが、最後は仲良く平和に暮らしたというものに変更されています。

 

最近のものはめでたしめでたしで終わるものがほとんどですが、元々の昔話はさるかに合戦に限らず、わりと残酷なものが結構ありますね。江戸時代の頃は、敵討ちが制度化されていた時期もあったそうです。

 

日本の話に限らずヨーロッパなどのおとぎばなしも同様で、原作は残酷だったり悲惨だったりするものが、近年ではマイルドな内容に変えられているというのはよくあることです。