カンブリア紀再び。
『ほら、ここにも猫』・第195話です。
作成日:2017/04/25
「歯の生えた謎」という意味の名前をもつオドントグリフスは、ねこがいたずらして落とした石にぶつかり、ころころと転がり落ちてしまうこともあったようです。
時は5億年前のカンブリア紀。
軟体動物の一種とされたオドントグリフスの化石は、しばらくの間たった1つしか見つかっておらず生態が不明であったため、歯の生えた謎という名前で呼ばれるようになりました。
その後化石が多数見つかりタコやイカ、クリオネといった軟体動物であることがわかったそうです。
当初は海中を浮遊しているものと思われておりましたが、海底を這ってヤスリのような歯で、藻をこしとって食べていたのではないかと推測されております。
この時代はまだ生物が海の中にいた為、ねこがちょっかいを出す方法はかなり限られてしまいます。
猫が落とした石が当たる、だけだと160話のディッキンソニアと丸被りになるため、オドントグリフスさんには転がって頂きました。