お題はお祭りですが、お祭りでよく見かける屋台のくじの思い出がメインです。
ファミコンという魅力的な賞品
最近はお祭り自体ほとんどいかなくなったのでよくわかりませんけど、私の子供の頃はお祭りのには必ずくじの屋台が数軒出ていました。
当時のくじの1等賞品といえば、決まってファミリーコンピューター(ファミコン)でした。
今でこそレトロゲームですが、家のテレビでゲームが出来るという斬新な発想、ソフトを買えれば様々なゲームが出来るという画期的な内容は子供達の心を虜にしました。
まだバブルがはじける前でしたので、どんなゲームでも出せば売れるという時代でした。そのため、いわゆるクソゲーが乱立したのもこの時代でしたが、それはまた別の機会に書くことにします。
無邪気な子供だった私はくじに夢を乗せる
店先にファミコンのパッケージがあったら、ゲーム好きな子供ならくじやりたいと思うのが普通でしょう。
お祭りにいた時は必ず、親にくじをやりたいとせがんでいました。確か、当時は1回につき100円か200円ぐらいだったと思います。
そんなにたくさんくじをやりまくったわけではないんですけど、今度こそファミコンを当ててやる!と妙な目標をいつもお祭りに行くたびに、心の中で燃やしていた気がします。
ちなみにハズレは飴玉とかティッシュ1つ、とかだった気がします。当然、飴玉だらけになるわけですが。
現在のソシャゲのガチャに通じるものがあると思う
少し前に、ユーチューバーさんがお祭りのくじを買い占めて、当たりが出るまで引くっていうのをやって話題になりました。
動画では数百万を使っても、当たりは出ていませんでした。
営業妨害だ!という声もあったそうですが、ああいうくじを体を張って調べたその根性は凄いと思いました。
お祭りの屋台のくじの中に、ちゃんと高額の当たりを入れている、良心的な屋台がどれぐらいいるかはわかりません。
けど、早々に当たりが出てしまっても困るだろうし、あれはお金を出してくじをやるという夢を買うもの、宝くじではないけどそうとらえる方がいいのかもしれません。
最近だとソーシャルゲームのガチャが、それに近い気がします。こちらはボタン1つでガチャを回せてしまったりするので、歯止めがきかなくなりがちです。
もし私が子供の頃にこういうソーシャルゲームがあったら、ガチャ沢山まわしてしまうかもしれません。
仕事でくじを引いて貰う方をやったこともある
昔スーパーマーケットのアルバイトで、マネキンをやったことがあります。
服を着てモデルになる、方のマネキンではなく、食品の試食をする方のマネキンさんです。
とあるメーカーさんのシリアルの販売で、くじを引いて貰う事で試食につなげ、シリアルの販売促進をするというアルバイトでした。
家族連れが多い店でしたのでターゲットはファミリー層、主にお子さんです。くじの景品もぬいぐるみとか子供向けの文房具とか、そういうものが多かった記憶があります。
担当の方から渡されたのは、まったく当たりが入っていないくじの袋と、当たりだけ入ったくじの袋でした。これを最初に当たりを使い切らない様に、当たりをバランスよく混ぜながら販売をしてくださいと言われました。
そのため、午前中の早い時間は1等はいれずに2等3等をメインにしていました。
学校が終わって、子供さんが増えてくる時間帯に当たりくじを沢山投入して、1等も2等もお子さんが当たりを出してお渡しすることが出来ました。
こちらはあくまで販売促進なので、くじはオマケなんですけどね。
ちなみにファミコンはその後買って貰った
欲しがっていた夢のファミコンは、その後誕生日だったかクリスマスだったかに、親にお願いして買ってもらいました。
当時1万円ちょっと超えていた位の値段だったと思うので、玩具としてみるなら高額ですよね。ソフトも別に買わないといけないですし。
初めて買ったゲームソフトは「うる星やつら ラムのウェデイングベル」というゲームでした。
あの頃って子供向けとは思えないほど、難易度高いゲームも結構あって、今やったらクリアできない気がする…。