お題:ヌードハラスメント
ヌーハラなる言葉があるそうですね。正式名称はヌードハラスメント、つまり麺類をすする時のズルルーって音が特に外国人にとってはマナー違反となり不快に感じるということを指すんだそうです。
ラーメンやそばなど日本食となっている麺類、食べる時に面をすする人も多いですが、麺を音を立てて食べるというのは日本独自の食べ方だそうで、他国では音を立てることは礼儀に反するというのです。
なお、なぜすするのかというと、麵をすすって食べるとより香りが広がりおいしくなるということだそうです。
自分は猫舌ですし、すすっておつゆがはねるのが嫌なので、すすらない派です。でもすすって食べている人に対してハラスメントだと思ったことはありません。
このハラスメントという言葉も、今はちょっと軽く使われ過ぎなところもありますけどね。先日フォトハラスメントなる言葉を使っている記事を見かけましたが、それは嫌がらせとはちょっとちがうのではと思いましたが。
この問題は一言で言えば、「その国の文化だ」としか言えないのではないでしょうか。麺をすする食べ方は戦国時代からあったそうで、数百年続いているものをいまさら迷惑というのも酷である気がします。
高級フランス店などでパスタなどの麺類をすするのはどうかとは思いますが、それはその個人が気を付ければいいって話ですからね。
普通のラーメン屋などで、麵すするなっていうのは言い過ぎと思います。あと、麵をすすって食べている人は嫌がらせをしているわけではないですし。
外国には色々な食の文化がありますよね。
例えば中国では食事をごちそうになった時、少し残すのがマナーなんだそうです。少し残すことで、あなたの料理がおいしかったのでもう満足です、という意思表示をしていることになるそうです。
逆に全部食べると、まだ足りないからもっとくださいということになり、場合によっては相手に失礼にあたる事も。
自分も食事をいただいたら、残さず全部食べないと、と思います。これは日本だけの考え方ではないでしょう。
日本は逆ですよね。残さず食べるのが礼儀で、残すと相手に失礼になってしまうということにもなります。
相手の食べ方を一方的に非難するのではなく、こういう文化もあるんだーとそれをきっかけに知ってみるのも良いのではないでしょうか。