マイナー星座その2。
『ほら、ここにも猫』・第201話です。
作成日:2017/05/19
ちょうこくしつ座のモデルになった彫刻室はねこの遊び場になっていますから、その部屋にあった彫刻具もまた、ねこのおもちゃになってしまったのです。
187話のちょうこくしつ座と同じく、ニコラ=ルイ・ド・ラカーユによって18世紀につくられた、南天の新しい星座です。
ちょうこくしつ座のすぐそばにあると思いきや、なぜかエリダヌス座を挟んでちょっと離れたところにありますので、きっとねこが川の向こうまで勝手に持ち去ったのでしょう。
彫刻をつくる時に石を削るノミを2本、リボンで結んでいる姿が描かれております。一番明るい星でも4等星しかもかなり小さな星座なので、北海道より南であれば見えるそうですが、空が明るい所では見るのは難しそうです。
いつもは3コマ目にねこの全身を星座と一緒に入れますが、今回の星座は小さな道具である為、大きさを合わせるためねこの手のみを描きました。