猫とおえかきと東京巡り

愛猫の写真とイラスト、時々東京観光も書きます

ひゃくにゃんいっしゅ

『ひゃくにゃんいっしゅ』十一、参議篁(さんぎたかむら)

平安時代初期の高官で本名は小野篁。遣唐使に命じられたが破損した船に乗せられそうになり反発。 その後朝廷を風刺する漢詩を作った為、朝廷の怒りを買い隠岐に流罪。この歌はその流罪の際に読んだもの。 当時遣唐使はイケメン・高身長・教養有の男子しかな…

『ひゃくにゃんいっしゅ』十、蝉丸(せみまる)

平安前期の歌人で天皇の隠し子ではないかとも考えられているが詳細不明。 目が見えなかったと言われ、逢坂に住み琵琶の名手でもあったという。 とてつもなく有名な猫が、逢坂にいたようです。

『ひゃくにゃんいっしゅ』九、小野 小町(おのの こまち)

言わずと知れた絶世の美女。平安初期に活躍した歌人とされるが信頼できる文献がほとんどなく、当時の姿を描いたものも現存していない為、架空の人物である可能性もある。 猫は成長すると毛の色が変わる場合がありますね。

『ひゃくにゃんいっしゅ』八、喜撰法師(きせんほうし)

平安初期の僧であるが詳細不明。宇治市に現在でも喜撰洞という洞窟が残っており、その周辺で暮らしていたのではないかと考えられている。 嘆いている歌なのか、冷めた見方をしている歌なのかは室町時代から現在まで論争が続いている。 猫を伴っての隠居生活…

『ひゃくにゃんいっしゅ』七、安倍 仲麿(あべ の なかまろ)

奈良時代に遣唐使として唐へ渡り、当時の王・玄宗皇帝に気に入られ50年に渡り仕え、日本に帰る事無く唐で生涯を終えた。 一説には安倍晴明の先祖ではないかとも考えられてる。 唐にも猫はいたと思うので、異国の地で癒されてるといいなと思うのです。

『ひゃくにゃんいっしゅ』六、中納言家持(ちゅうなごんやかもち)

六、中納言家持(ちゅうなごんやかもち) 奈良時代後期の歌人で、万葉集の編集をした人物とされる。家持の歌は1割に当たる473首が万葉集に収録されている。 中納言は職種名であり本名は大伴家持。 猫達は真夜中の集会を開いているようです。

『ひゃくにゃんいっしゅ』五、猿丸大夫(さるまるだゆう)

8世紀後半から9世紀前半頃の歌人と考えられているが詳細不明であり、実在しなかったかもしくは、天皇家の皇子等の別名ではないかという説もある。 尚、「古今和歌集」「新撰万葉集」では読み人知らず(作者不明)で記載されている。 この時代の鹿は純粋に野…

『ひゃくにゃんいっしゅ』四、山部 赤人(やまべ の あかひと)

奈良時代の宮廷歌人。柿本人麻呂とともに歌聖と称えられ、自然の美しさを描く歌を得意とした。尚、この歌は若干内容の異なる万葉集バージョンも存在する。 授業でも覚えたであろう有名な歌。この歌に登場する田子の浦は、現在よりも西にあったようです。

『ひゃくにゃんいっしゅ』三、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

飛鳥時代の歌人。持統天皇の在位期間に活躍し、宮廷歌人ではないかと推測されているが詳細は不明。鳥取県で生涯を終えたと考えられている。 ヤマネコはノネコという意味合いで描いてみました。日本固有のヤマネコは対馬と西表島だけですからね。

『ひゃくにゃんいっしゅ』二、持統天皇(じとうてんのう)

天智天皇の娘で史上三人目の女性天皇。夫と死別した為に天皇へ即位し、その後史上初の上皇となる。 外交文章で初めて「日本」という言葉を使った人物でもある。 猫は白い衣を洗う時に、一緒に洗われたようです。

『ひゃくにゃんいっしゅ』一、天智天皇(てんじてんのう)

飛鳥時代の天皇。天皇中心の政治改革である大化の改新を行ったので有名。 いきなりですが、田んぼの仮小屋の中で天皇が自ら番をしているだろうか?ということで、この歌は天智天皇のものでない説があります。 絵にするとさらに違和感が出てしまいました。

『ひゃくにゃんいっしゅ』(一~十首)

新企画スタートです。 『小倉百人一首』の和歌の一部を猫に変えてみると? というパロディ企画です。 ゆるーい気持ちで、和歌と猫をお楽しみください。