もう10年ほど前になりますが、最も寒い2月にアラスカ旅行へ行ったことがあります。もちろんオーロラを見るためなんですが、どうしても見たかったためにひとりで行きました。
ひとりと言ってもガイドツアーへの参加で自由行動の時は基本的に一人、夜になるとオーロラ鑑賞ツアーへ行くというスケジュールです。
ただ、色々心残りだったものもあるので、もう一回行きたいんですね。
■■ひとりでオーロラツアーを申し込む■■
昼間は寝てますし、夜はガイドさんの車で他の旅行者たちと一緒にスキーロッジへいくので、ずっと一人でいるというわけではないのです。
スキーロッジはツアーの日本人だらけで、北海道あたりのスキーロッジと雰囲気はさほど変わらなかった気がします。
ところがオーロラが弱い時期だったみたいで、見上げても電球が切れたような白っぽいオーロラばかり。テレビなどで見る、あの美しいオーロラなんて出てきてくれやしない。
撮影はこれが限界でした。
普通のデジタルカメラだと、こんな映像になってしまいます。ただ撮影するだけだと映らないので、フィルターを1分ぐらい開けっぱなしにして撮影するのですが、あまりの寒さにカメラを構えるのも大変です。
この時-40度ぐらいありましたね。ここまで来ると、寒いを通り越して空気が痛い。
■■足が凍りつくコールドフット■■
オーロラだけでなく、昼間はオプションツアーを申し込むことが出来ます。
バローという最北端の街へいきたかったのですが、お値段が結構高かったので、北極圏にある「コールドフット」という町へいってきました。
あまりの寒さに、足まで凍ってしまうというところから「コールドフット」という名前がついたんだとか。
建物が数軒しかない小さな町です。
アラスカは道路も限られた場所にしか通ってないので、町と町の移動はセスナを使います。日本でいう所の車のような感覚で、アラスカの人達はセスナの免許を持っている人も多いそうです。
■■溶けない氷■■
一番思い出深いのがこれ。
バケツの中身がまるごと凍りつき、しかもそれを外に置いといても全然溶けないという天然の冷凍庫な町なのです。
こんな氷も解けないんだーと見ていたら、他のツアーの外国人旅行者と思われる人に、英語で「それあなたがつくったの?」と聞かれました。
もちろん答えは「NO」ですけど、明らかにアジアからやってきた観光客と思われるヤツが、わざわざ北極圏にきてバケツの氷を凍らせて店の前に置いたりすると思ったのだろうか…。
ちなみにこれがそのバケツの水。もはや芸術作品ですね。どなたが作ったのかは存じませんが。
■■その他、出来なかったこと満載■■
この他にも沢山の思い出があるのでアラスカ紀行、いつか漫画にしてみたいなーとおもっています。
オーロラも弱かったですし、見たい場所も他にもあるので、また行きたいナンバー1の場所です。