お題:トイレの洗浄ボタン
高校生の頃の失敗話です。
学校の帰りにトイレのため、とある商店街に立ち寄りました。そこはいつも通学の時前を通ってはいるものの、初めて立ち寄る場所でした。
トイレをお借りし、流そうと思ってボタンを押したところ、急に商店街中にサイレンが鳴り響いたのです!
そう、トイレの洗浄ボタンと間違えて、緊急ボタンを押してしまったのです。
よく見れば洗浄ボタンだとわかるのですが、間違えて押さないようにわかりやすくなっていたり、カバーがかけてあったりということもなく、ただの赤いボタンでした。一応、緊急用とは書いてあったと思いますが、ぱっと見わかりづらかったのです。
当時はセンサーつき全自動トイレが普及し始めた頃で、どうやって流すのかわかりづらかったというのもあったと思います。今もそうですけど、トイレのタイプによって洗浄操作が異なるので、どうすればいいのかわかりにくいことってありますよね。
やってしまったと悟った私は、サイレンの音をびっくりして聞いている人々の間を潜り抜け、自らも何だろうこの音は何かあったのかな?という顔をして商店街を逃げ去ったのでした。
商店街の皆さま、ご迷惑をおかけしました。きっと間違えて押したって思ってくれるよね。
……たぶん。