猫の踏み台。
『ほら、ここにも猫』・第131話です。
作成日:2016/11/08
首がとても長いマメンチサウルスでしたので、木の上にいるねこの踏み台にされたりしていたのですが、巨大な体のためねこに踏まれたところで蚊に刺されたかのように気づかないのです。
時は1億4000万年前のジュラ紀後期。
ローラシア大陸のやがて中国大陸になっていくあたりの地域に、竜脚類という恐竜の仲間であるマメンチサウルスが生息していました。竜脚類というと、ブラキオサウルスやスーパーサウスルが有名でしょうか。
しかしあまりにも大きな体ですからあまり動かずに、長い首でより高いところにある草を食べていたと言われております。一説には首も重いので、あまり首を高く持ち上げられなかったのではないかとも。
首の長い動物というとキリンを想像する人も多いですが、キリンは高い所の葉っぱを食べるために首が長くなったという説があります。
マメンチサウルスら竜脚類の首の長さも、それと同じ理由なのかもしれません。