仕事中に邪魔をするのはいつも同じ。
『ほら、ここにも猫』・第117話です。
作成日:2016/10/03
古代エジプトでピラミッド建設の時、運んでいる石の上にねこたちが乗ってしまい仕事の邪魔をするので、労働者たちはとても苦労したそうです。
今はねこブームだと言われますが、ねこブームの元祖はある意味古代エジプトの人々なのではと思います。
飼い猫のはじまりは古代エジプト(諸説あり)とも言われており、その頃のねこはペットというよりも信仰の対象にまでなり、バステト神を生みだしたのはよく知られている話です。
そのため、ピラミッド建設の場にねこがいてもおかしくないかもしれません。
ピラミッドは映画などの影響で、奴隷が鞭で打たれながら建設していったイメージがありますが最近の研究では、専門の労働者達がちゃんと報酬をもらいながら建設していったと考えられています。
なお、その頃は猫の毛並みは先祖であるリビアヤマネコと同じキジトラで、古代エジプトの猫を調査した所、毛並みは全てキジトラであったということもわかっているんだとか。
人間に飼われているうちに、突然変異が起きて毛並みの種類が増えていったと考えられています。人間に保護されていればどんな毛の色であっても問題ないですが、自然界の中では白などの明るい色は目立ってしまい他の動物に狙われやすくなり、生存競争に負けてしまう可能性が高い(=子孫が残らない)からなんだとか。
自然界のネコ科の動物は毛の色は皆同じですが、イエネコのみ色々な種類の毛皮の猫がいるのは、人間に飼われてきたという特別な理由があったからなんですね。
ちょっと本題から外れましたが。