お題:バーチャルアイドル
ネットが普及して様々なメディアが登場し、アイドルも多様化している時代ですが、ここ数年で定着したのがバーチャルユーチューバーでしょうか。
ミクちゃんが世界的に有名ですが、初音ミクはもともとは音楽作成ソフトです。
ここ数年で話題に上がるようになったのが、キズナアイや輝夜月などのバーチャルユーチューバーのアイドル達です。ユーチューブの視聴回数は数百万を超え、グッズやテレビ出演など活躍はユーチューブの中だけにとどまらずに、様々な場所へ進出しております。
自分はあんまり詳しい方ではないですが、それでもその活躍はネットニュースなどでよく聞いたりします。
現代ならではのアイドルといえるでしょう。
バーチャルアイドルときくと、この方が最初に頭に浮かびます。
藤崎詩織ちゃんです。
コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)の恋愛ゲーム「ときめきメモリアル」シリーズ初代ヒロインです。
自分はときメモシリーズはやったことないんですが、当時「ファミ通信」を毎週購読しておりましてときメモはよく特集組まれていたので、どんなゲームでどんな女の子たちが出てくるのかはわかっていたりします。2以降はわからないですが。
シリーズの顔ともいうべきヒロインでしたので、当時彼女をバーチャルアイドルとし、歌などゲーム以外の方面でも活躍させるという企画がもちあがりました。「年を取らない永遠のヒロイン」、みたいなコンセプトだったような記憶があります。
まさにバーチャルアイドルの元祖です(アニメキャラのアイドルなんかはもっと前からいますが)CDも出てましたし、ラジオ番組にも登場していたそうですね。
ところが2年ぐらいで企画はなくなってしまったのか、ときメモのゲーム自体はその後も続編が作られていきましたが、詩織ちゃんのアイドル活動はあまり見かけなくなりました。
まだモーニング娘。など新世代のアイドルが出てくるちょっと前の時期で、当然ユーチューブなどもありません。スマートフォンもない時代です。
インターネットはようやくISDNがようやくでてきたぐらいの時期でしたしね。一枚のイラストを表示させるのもようやく、といった時期でした。
オタクに対する世間の目もまだ冷たく、また詩織ちゃんの清純なイメージを崩さないように、二次創作も制限されたそうです。
二次創作は今でもグレーゾーンではありますが、版元が二次創作やっていいよって許可しているところもありますよね。
二次創作から広がって、むしろ二次創作しか見ないひともいるぐらいなので、そういった意味では活動が制限されてしまったのかもしれません。
もし詩織ちゃんが今アイドルとして売り出したら、もっと違ったのではないかなあと思います。時代がちょっと早かったのかもしれませんね。
今はネットでどんどん広がっていきますよね。その分廃れるのも早い面もありますが。
ときめきメモリアル自体は今でも知名度の高い作品かつ、恋愛ゲームの基礎となったゲームでもあります。
ライトノベルなどで学校などで主人公が美少女にもてもて、なんていう作品がありますが、そういう展開はときめきメモリアルが元祖だと思います。
元に当時、色々な美少女と恋愛をするゲームが沢山出ましたが、全てときメモをテンプレートにしていると思われます。ストリートファイター2がヒットして、あの形式の格闘ゲームが乱立したみたいに。
ともあれ、これからも色々な形のアイドルが登場するのでしょう。
ちなみに、自分はコナミ作品では「悪魔城ドラキュラ」「がんばれゴエモン」「パロディウス」ファンです。
ゴエモンはある日ガラっとリニューアルしてしまい、その後シリーズ自体が出されなくなってしまったのが悲しい。