猫とおえかきと東京巡り

愛猫の写真とイラスト、時々東京観光も書きます

『ほら、ここにも猫』・第205話「源氏物語(若紫)」

雀の子を、犬君が逃がしちゃったの。

 

『ほら、ここにも猫』・第205話です。

 

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作成日:2017/06/30

 

光源氏が坊を覗いてみたら、おしりを向けていたねこが目の前にいたので、ねこのおしりの*印を見ることになってしまったのです。

 

源氏物語のヒロインともいうべき、紫の上との出会いのシーン。

 

紫の上は源氏が想いを寄せている藤壺の姪。彼女にそっくりなところから、その後源氏に略奪されて、理想の女性へと育て上げられるのは有名なお話。

 

と書くと今でこそロリコンとも幼女誘拐にもみえてしまいますが、当時は貴族の平均寿命は35歳前後だったと考えられています。年齢に対しても現在の感覚とはだいぶ違うと考えた方が良いでしょう。

 

平均寿命が飛躍的に伸びたのは戦後からなので、日本の歴史から言ったらごく最近なんですね。

 

余談ですが高校の頃の古典のテストで、担当の先生が毎回イラスト問題を1つだしてくるというのがありました。

 

源氏物語の時はこの場面の若紫の様子を絵にかけ、というのがありました。泣いている若紫をかいたところ、かわいいと先生にウケたのを思い出しました。