オヴィラプトルは卵泥棒という意味があります。
『ほら、ここにも猫』・第143話です。
作成日:2016/12/03
羽毛を持っていたと考えられている恐竜「オヴィラプトル」が卵を温めていたのですが、ねこも一緒に暖まっていたようです。
時は7000万年前の白亜紀後期。
「卵泥棒」の意味の名前を持つオヴィラプトルは、当初トリケラトプスなどの卵をとって食べていたとされていました。しかし最近の研究では羽毛があり、卵を温めていたのではないかという説が唱えられるようになりました。
そのことから鳥の羽はもともとは飛ぶためではなく、卵を温めるなどの繁殖に使われていたかもしれないという説も、考えられるようになりました。
学名というのは一度つけたら、例え勘違いや間違いで名前をつけてしまった場合でも、あとから変える事ができないそうです。
オヴィラプトルは卵泥棒じゃなかったとしても、この先も卵泥棒という名前で呼ばれ続けるのです。ちょっと気の毒です。