猫とおえかきと東京巡り

愛猫の写真とイラスト、時々東京観光も書きます

『ほら、ここにも猫』・第74話 「相馬の古内裏」

がしゃどくろのルーツ。

『ほら、ここにも猫』・第74話です。

 

f:id:nekonekomuseum:20180606231517j:plain

 

作成日:2016/06/16

 

巨大な髑髏の上にねこが乗ってしまったら、どんな緊迫した場面でも台無しかもしれません。

 

相馬の古内裏とは、江戸時代後期に書かれた読本「善知鳥安方忠義伝」のワンシーンです。

 

江戸時代後期の浮世絵師・歌川国芳により書かれた錦絵の名称です。平将門の娘である滝夜叉姫(物語の中の架空の人物)が、妖術を使って巨大な髑髏を呼び出し、源頼信の家臣と戦う場面です。

 

がしゃどくろという妖怪がおりますが、この国芳の錦絵のものがモチーフになったといわれております。原作の読本では巨大な髑髏ではなく、沢山の骸骨兵なんだそうです。