がしゃどくろのルーツ。
『ほら、ここにも猫』・第74話です。
作成日:2016/06/16
巨大な髑髏の上にねこが乗ってしまったら、どんな緊迫した場面でも台無しかもしれません。
相馬の古内裏とは、江戸時代後期に書かれた読本「善知鳥安方忠義伝」のワンシーンです。
江戸時代後期の浮世絵師・歌川国芳により書かれた錦絵の名称です。平将門の娘である滝夜叉姫(物語の中の架空の人物)が、妖術を使って巨大な髑髏を呼び出し、源頼信の家臣と戦う場面です。
がしゃどくろという妖怪がおりますが、この国芳の錦絵のものがモチーフになったといわれております。原作の読本では巨大な髑髏ではなく、沢山の骸骨兵なんだそうです。