猫とおえかきと東京巡り

愛猫の写真とイラスト、時々東京観光も書きます

変身にゃんこ(深海魚編)

『変身にゃんこのABC・深海魚編』総集編

深海魚編のZまで終わりました。最後にこれまでの動物達をまとめてもう一度。 一部魚ではないのもいましたが、深海生物としては知名度も高いので入れてしまいました。 第一回目の海魚編と比べると、光っていたり牙が鋭かったりと独特な姿をした魚が多かった…

『変身にゃんこのABC・深海魚編(最終回)』Zoology(動物学)

Zに相当する深海魚がいないので。 動物の生態や行動などの研究を動物学と呼び、その始まりは古代ギリシアにまで遡る。 魚を専門とする学問は魚類学(Ichthyology)と呼び、動物学の一部となっている。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Yellow goosefish(キアンコウ)

アンコウ目アンコウ科。 一般的に市場でアンコウと呼ばれるものは、このキアンコウを指す。 骨以外は全て食べる事が出来、鍋物やフライ、唐揚げなど様々な料理に利用される。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Xiphias(メカジキ)

スズキ目メカジキ科。 カジキの中でも最大種。Xiphiasは学名。 刺身やムニエル、練り物など幅広く利用される。 尚、水銀を微量に含んでいる為、食べる量には注意(1回80g・妊婦は週80g/厚生労働省)。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Whitepen dragonfish(ホテイエソ)

ワニトカゲギス目ホテイエソ科。 光を吸収する漆黒と、ぬめぬめとした鱗のない体。ホウライエソと同じく鋭い歯といかつい顔つきで、あごの下に発光器を持っている。 日本近海にも生息しているが生態はよくわかっていない。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Viperfishes(ホウライエソ)

ワニトカゲギス目ホウライエソ科。 海のギャングと呼ばれるにふさわしく、長い牙と凶悪な顔つきをしている。 腹部に並んだ発光器で獲物を呼び寄せ、鋭い牙は獲物を逃さないために発達したものと考えられている。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Underkoffler(アカマンボウ)

アカマンボウ目アカマンボウ科。 マンボウと名前がつくが、種類としてはリュウグウノツカイ等に近い。 マンダイという名前で料理に使われる事もある。 魚類で唯一、体温調整をする機能持つ。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Tribute spiderfish(ナガヅエエソ)

ヒメ目イトヒキイワシ科。 別名三脚魚。長く伸びた尾びれと腹びれを三脚の様にして海底に立ち、水流で流れてきた餌を食べている。 餌をじっと待つタイプの魚の為、泳ぐのはうまくないとされる。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Swallowers(フウセンウナギ)

フウセンウナギ目フウセンウナギ科。 名前通り大きな獲物を飲み込み、胃袋を風船の様に膨らませる事が出来る。 大西洋やインド洋などの2000M~4000Mの深海に生息し、フクロウナギと同様に発光器の光で獲物をおびき寄せる。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Red bat fish(アカグツ)

アンコウ目アカグツ科。 名前の由来は、昔の靴に似ているからという意味の「赤+靴」もしくは蛙を表す言葉の「赤+クク」がある。 表面がトゲトゲしているので流通されないが、おいしく食べる事は出来る。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Quiescent(静止している)

Qから始まる深海魚がいないので。 グソクムシ類は基本的にほとんど動かない生き物。エサが乏しい深海でエネルギーを節約する為と言われています。 沼津港の深海水族館で本物のオオグソクムシを見ましたが、水槽の隅に仲間達と固まってじっとしていました。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Pelican eel(フクロウナギ)

フウセンウナギ目フクロウナギ科 裂けたような巨大な口を持ち、深海を漂いながらプランクトン等を食べている。 のど袋を膨らませると丸い球状の姿になる。しっぽの先の発光器でエサをおびき寄せていると考えられている。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Oil fish(バラムツ)

スズキ目クロタチカマス科。 名前の由来は薔薇の棘のような鱗で覆われている事から。 大トロのような甘みがあるが、深海魚特有のワックスが肉に含まれており人間の体内で分解できず、油がそのままお尻から出てきてしまう。また下痢などを起こす。 食べる事は…

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Narrownose chimaera(アズマギンザメ)

ギンザメ目テングギンザメ科。 深海700M以降に生息する。食べられないわけではないがあまり美味しくないため、市場に出回る事はない。 テングギンザメという名前の通りの、長い吻が特徴的。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Megamouth Shark(メガマウス)

ネズミザメ目メガマウスザメ科。 ホホジロザメ等の属するネズミザメ目であるが、突き出た口などサメとしてはかなり原始的な特徴を持つ。 その名前の通りの大きな口でプランクトン等をエサとし、日本でも多数の発見例がある。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Longnose lancetfish(ミズウオ)

ヒメ目ミズウオ科。 細長い体を持つ大型で2Mに達する個体も存在。獰猛な肉食魚で共食いの他、ビニール等のごみも食してしまう事も。 名前は調理すると水分が沢山出て、縮んでしまう事に由来。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』King of the herring(リュウグウノツカイ)

アカマンボウ目リュウグウノツカイ科。 全長3Mにもなる大型の深海魚で、8Mにもなる個体も。 目撃例は珍しくはないものの、インパクトのあるその姿の影響で浜に打ちあがると度々話題になる。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Japanese pancake devilfish(メンダコ)

八腕目メンダコ科。 普通のタコと比べると平べったい姿だが、腕は8本あり一列の吸盤もある。また頭の飾りは泳ぐ時にバランスを保つ役割がある。 コミカルな姿が人気で展示する水族館も多いが、飼育はとても難しい。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Isopod(オオグソクムシ)

等脚目スナホリムシ科。 深海に生息するダンゴムシの仲間で、名前の由来は姿が具足(甲冑)に似ている事から。 グロテスクかつどこかユーモラスな姿が人気で、深海生物としての知名度も高く、飼育する水族館も増えている。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Hadal snailfish(シンカイクサウオ)

カサゴ目クサウオ科。 日本海溝等の6000Mから8000Mという超深海層に生息。光は届かず水圧の凄まじい環境に耐える為、体はぶよぶよで体内に油をため込んでいる。 ちなみにクサウオの仲間で体を丸める習性がある種類もあり、漁師の間で猫と呼ばれている。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Goblin shark(ミツクリザメ)

ネズミザメ目ミツクリザメ科。 太古のサメの特徴を残しており、生きている化石とも言われる。長い頭部で電流を察知し、獲物を見つけるのに役立っているという。 日本名は明治時代の動物学者、箕作佳吉(みつくりかきち)にちなむ。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Fangtooth(オニキンメ)

キンメダイ目オニキンメ科。 キンメダイの仲間ではあるが、その外見はキンメダイと異なり鋭い牙を持つ。さらに牙が発達しすぎて口を閉じる事が出来ない。 幼魚の頃は頭に突起があり、名前の由来はこの外見的特徴から。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Escolar(アブラソコムツ)

スズキ目クロタチカマス科。 ムツとつくがムツとはかなり遠い種類であり、体長1Mを超える大型魚。 油分が深海魚特有のワックスで出来ており、人間はこれを体内で分解することが出来ず、アブラソコムツを一定量以上食べると下痢や腹痛などの症状を起こしてし…

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Deal fish(フリソデウオ)

アカマンボウ目フリソデウオ科。 同じアカマンボウ目のリュウグウノツカイを短くした様な姿。 日本近海に生息するが、台風に時などに稀に沿岸に漂着するのみ。 幼魚の時は大きなひらひらとした鰭が腹にあり、名前の由来はそれが振袖に見えたことから。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Coelacanth(シーラカンス)

シーラカンス目。 古生代デボン紀に出現し様々な種類のシーラカンスが存在したが、白亜紀末の大量絶滅と共に姿を消した。 と思われていたが1938年に深海で生存している事がわかり、世界中を驚かせ生きている化石の代名詞となった。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』Barreleye (デメニギス)

ニギス目デメニギス科。 比較的寒い地域の深海に棲み、東北より北の日本近海にも生息。 半透明のドーム状の頭を持ち、緑色の目で光を集め獲物を取ると考えられているが、生態はまだわかっていない事が多い。

『変身にゃんこのABC・深海魚編』 Atlantic footballfish (チョウチンアンコウ)

アンコウ目チョウチンアンコウ科。 主に大西洋に生息。頭の突起を光らせてエサを引き寄せる姿が有名。 良く知られている丸みがかったチョウチンアンコウはメスであり、オスはメスに比べとても小さい。

「変身にゃんこのABC・深海魚編

ABC順に様々な衣装に着替える猫さん、6回目のスタートです。 かわいい猫さんのコスプレ姿をお楽しみください。 今回のテーマは深海魚。深海魚は一見グロテスクな姿の子も多いですが、過酷な深海での環境に適した結果のその姿にはロマンを感じます。 英語…